グレイテスト・ショーマンに隠された秘密!
今日紹介するのは先日公開になったグレイテスト・ショーマンです!
前評判も高い作品ですので楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?
まだ見ていない方のために少しだけあらすじを書いておこうと思います。
知らなかった方はこれを読んで一度劇場に足を運んでみることをおすすめします!
〈あらすじ〉
主人公、P・T・バーナムは会社の倒産により仕事を失ってしまう。そこで、持ち前の想像力を活かし、家族を幸せにするため、すべてを賭けて個性的な人々を集めたサーカスを始める。サーカスは瞬く間に人気を博し、バーナムは成功を収めるが、中にはその成功を面白くないと思う人やサーカスのことを快く思わない人も存在して…
バーナムの先には困難が待ち受けていた……
(続きは劇場で!)
この映画の魅力はなんといっても作中の曲!
主演のヒュー・ジャックマンを始めとする出演者の歌唱力にも要注目です!
(ヒュー・ジャックマン、イケメンですよね。ウルヴァリンの役としても有名な俳優です)
これぞまさにシネマ・ミュージカルというクオリティの高さは必見です。
曲もクラシカルな要素を持ちつつ最近の流行も取り入れていて気に入ること間違いなしです!
(ちなみに私は映画の余韻に浸ったままサントラを購入しましたwww)
それでは、本題にいきましょう!
この映画では語られなかった秘密についてです!
(ここからはネタバレも含まれますので、まだ映画を鑑賞されていない方などはご注意ください)
◯実は本当にあった話だった『グレイテスト・ショーマン』!?
そう!実はこの映画実話を元に作られた映画なんです!
主人公、P・T・バーナムは1800年代にアメリカで活躍した興行師で、現在のサーカスの形態を生み出した人といわれているんです。
(P・T・バーナムの実際の写真です)
バーナムはもともと商店主でしたが、当時アメリカで猖獗を極めていた宝くじブームに浮かれ事業に失敗します。
その後、ニューヨークに移り住み、当時160歳を越えているという評判のあった黒人奴隷の女性を買い取り、見世物とすることで興行師としての人生をスタートします。
「親指トム将軍」などもこの興行に加わります。
そして、本人の非常に巧妙な宣伝もあいまってバーナムの興行は人気を博します。
1871年には、彼はニューヨーク市ブルックリンの「バーナムのアメリカ博物館」で、サーカス・動物園・フリークス・蝋人形展示をないまぜにしたものを巡業させる「地上最大のショウ」を設立します。
映画のタイトルとなっている『グレイテスト・ショーマン』はここから取っているのですね。
また、サーカス団が大きくなった結果、初めて興行列車を立ち上げます(当時は馬車での移動がほとんどでした)。
現在のサーカスの形態を作った人を生み出したほど有名な人ということがわかっていただけたかと思います。
◯実はほとんどの人が聞いたことのあるバーナムの名前
みなさんこの言葉に聞き覚えがありませんか?
「バーナム効果」
ありますよね?
説明不要かとも思いますが、「バーナム効果」とは誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格を表す記述を、自分だけに当てはまる性格だと錯覚してしまうことです。
血液型診断などの占いが特によく知られているのではないでしょうか。
これはバーナム自身の「誰にでも当てはまる要点というものがある」という名言から名付けられたと言われています。
◯まとめ
他にも登場したキャラクターのなかでも実在した人たちが何人かいます。
普通とは違う個性的なキャラクターが数多く登場しますが、この映画のメッセージは個性の素晴らしさではないかと思います。
人と違っているせいで傷つけられることもあるかもしれない、居場所を見つけるのに苦労するかもしれない。
けど、人と違うということはすなわち自分らしいということ、誰もが特別でその人らしさを持っている。それを大切にしてほしい、そして他人のそれも大切にし、認めていってほしい、そんな願いがこの映画には込められているのではないでしょうか。
現代では、特に日本では感じられない、身分や生まれの違い、人種の違い、そして、今となっては様々な批判もあって行われていないフリークスショー、そういったものが個性や違いをより一層目立って映し出します。
そんな世界だからこそ改めて、他人と違うこと、個性などについて考えさせられるのではないでしょうか。
主題歌となっている「This is me」にもこうあります。
No one will love you as you are
(そのままのあなたを愛してくれる人なんていないっていわれても)
But I won't let them break me down to dust
(そんな言葉にはもう振り回されたりしないわ)
I know that there's a place for us
(だって知っているもの、私たちのための居場所があるって)
For we are glorious
(私達の栄光のためのね)
このすばらしい映画が少しでも多くの方に届くよう願って微力ながらこのブログを書きました。
ではまた。